桜は散らなければ愛されない

夜鹿-Yaka-

桜は散らなければ愛されない

 春、それは出会いや別れがあったり新生活を始める人がいて日本人にとって節目の季節だ。春と聞けば他にも、花見やひなまつりなど沢山の単語が思い浮かぶだろう。

 そんな中で僕、らいむは桜が咲き誇る4月に友達と共に河川の堤防沿いにの桜並木で花見をしていた。


「こうして集まるのも何年ぶりだろうな。」


「確かに。10年ぶりくらいよね?」


「まあ、そんぐらいだよな。時間が経つのは早いもんだ。」


「あの頃は騒いで怒られてって感じだったけど、今ではみんな立派な社会人として働いてるもんね。」


「あの頃が懐かしくなるよね。よくあんな周りの目を気にしないで騒いでたよね。」


「あ〜。懐かしい!」


 そんな感じで久しぶりに集まっては懐かしい思い出話で盛り上がる。そんな会話ができるのもよくよく考えれば桜のおかげなのかもしれない。

 舞う桜の花びらを眺めながらお菓子を食べたり会話する・・・。そんな文化ができたのは桜の花びらの散り方が綺麗だったからだろう。


 つまり・・・、


『桜は散らなければ愛されない』


 そういう意味なのかもしれない。







 あとがき

 私ことかみうの初めてのショートショートを読んでいただき本当にありがとうございます。

 もしよければ、より良い小説を書くために感想も書いてもらえると助かります。

 まだまだ未熟な文章力で色々と文が変なところもあるかもしれませんが、これからよろしくお願いします。

かみう

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桜は散らなければ愛されない 夜鹿-Yaka- @kamyu-non24

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