第2話 迷子
俺たちはあの後
”クロンシュタット”と言う人物に誘導されある田舎の交番へ十人ペアで送られた。
クロンシュタットは
「迷子の子供を助けてあげなさい。
全ては善のためこの世の為であり決して自
分のために行わないでください」
と淡々に事を説明され結局自分達はこの一見簡単に見えるルールを守りながら3日間交番勤務にすることになった。
交番に人は警察はおらずあるのは謎の名簿と3ヶ月前で止まっているカレンダーのみだった。
かなりの田舎なので前まで社畜だった俺たちにとって暇でしかなかった。
そして自分が近くの同人誌を見ながら時間を潰していると横にいた人が声をかけてきた。
「これって本当に人来るんでしょうか?」と言われふと横を見るとかなり可愛い女性が立っていた。そして俺のアレも勃っていた。
女性と話すうちに名前が金内 瞳という事が分かり自分とは別の部署で働いていたが成績が落ちここへ送られたらしい。
金内は自分にどうやら興味津々のようで
「何か…ありましたか?」と聞くと
金内は
「いいえ!特にはありません!」と
キッパリと言われ何か萎えた気がしてしょぼーんとしてたら彼女は困惑し出して
「え?え?え?なんかごめんなさい!!!」と謝られたので更に困惑してしまいバタバタしているとドアをコンコンと叩く音が聞こえた。
「俺たちが見てくる」と他の男2人がドアを開けると1人の女の子がいた。しかも手に大手時計メーカーの腕時計をつけており明らかに貴様のような女子は
「道に迷ってしまって…誰か私の家まで案内してくれませんか?」と
聞くと男子2人が
「なら俺たちが行くしかないな!」
と意気揚々に言い女の子の住所もわからないまま案内しようとした瞬間
どこからか…
「ドゴォォォン」
と響き慌てて全員がドアへ行くと2人の頭が吹き飛ばされた状態で近くには血のついた榴弾が落ちていた。
そしてあの女の子はおらず2人の血だらけの遺体の前には謎に赤い紙が置かれていた。
そしてその時水島の持っていた電話が鳴り
「どうもどうも昼間にすみませんね。
クロンシュタットです。
お二人さんは重大なアクシデントを起こし
てしまい残念ながら途中退場です。
やはや非常に残念でございます」
と言うが水島は
「お前らがやったんだな。
お前らは業績が悪い奴らは平気で殺していいと思っているのか。
常人ならこんなことできない…」
「お前らは狂っている」
しかしクロンシュタットは
「結局お前らのような会社の信用を著しく落とす馬鹿者に言われたくない言葉No.1だな。
お前らは結局狭い水槽に閉じ込められて永遠に餌だけ与えれて飼い主の勝手で死ぬ金魚と同じなんだよ」
と言われ
「あと2日18時間。
この調子で待つかな」
と言われ電話を切られた。
水島と他の仲間六人は誓った。
『ここを出たらあいつらとこの会社自体をこの世から消してやる』
しかしその時…
まだドアがコンコンと叩く音が聞こえた
my life graph @spelspel
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。my life graphの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます