夏休みプール編 前編
夏休み中のある日
「真昼〜プール行こーよー。」
心音がクーラーの効いた私の部屋でそんなことを言った
「いや、私の水着はどうすんの?男物しかないんだけど」
「いやいや、ぬぁあにを言ってるんだねここのタンスにほらあるじゃないか」
「いや、それ私のじゃないでしょ」
(お母さんのにしてはサイズは小さいけど多分楓のかな?)
「妹のじゃないの?」
「あ〜これ妹の可能性もあるのか〜。あれれ〜おかしいぞ〜この挟まってた紙はなんなんだ〜?」
「紙?」
「マジでこの紙知らない?」
「一回開いてみてよ」
そういって心音は挟まってた紙をひらけた
そして、紙にはこうかかれていた
私は可愛い子が水着姿を恥ずかしがって着て周囲の人を悩殺してください…真夏の母より
「えー、すこし真昼にはわからない単語だから要約すると間違えてサイズの合ってない水着を買ってしまって着れないから妹のためにしまっていたて内容だったよ」
「あー、お母さんならしそうだねえ」
内心ドバドバで冷や汗かきまくってるけどなんとかその純粋さを保つことができた心音だったってか閉まっている場所が真昼の部屋なんだからどうして妹の話になるのかはガバポイントなんだけど
さすが真昼さん!!
「いや、でも私は元々男なわけでさすがに水着までは履くと体裁が持てないよ・・・」
「もともと、体裁云々の話以前にないからね。威厳やら尊厳やら」
「うそだ!私にはまだあるはずなん!」
「兎に角真昼は水泳の授業苦手で練習するって先週の土曜日の15時25分15.17(少数第三位以下四捨五入)秒に言ってたんだから、言質とってたからね」
「心音がそこまでいうなら言ったんだろうけど…この水着は少し恥ずかしいよ…私よりも心音たちの方が似合うよ」
「へぇや!?」
「いや、なにその反応…あっもしかして私に遠回しとはいえ可愛いって言われて反応しちゃったとか〜あはは。普段いじめてくるのに、攻めに弱いんだあ〜」
「・・・・・・」
そう!この元男とかのたまう真昼とかいうやつにはSっ気もあるのでした!(そんな属性過多にした覚えない…なにこれ怖い)
「と!に!か!く!みんな誘ってプールに行くよ!」
(なーんか、心音の熱量が強いなあ。また変なこと考えてなきゃいいけど)
「ん〜、まあ、夏休みの思い出にはなるし行こうかな」
「やった〜、これで真昼の水着も隅々見れるぞ〜!」
「せめて、本人のいないところで思うだけにしといてね」
「じゃあ、本人がいないところならいいんだね。それに隅々まで見ていい許可もえれたし」
「え、いや、ちょっと、そんな話はしてないって!」
「じゃあ、みんなを誘ってきまーす」
「ちょっと、待ってって!」
・・・・・
あれからすぐ心音が連絡して何人集まるかというかそこまで集まらないと思ってたけど、連絡した人全員行けるとのことだった
「てか、決まってから行動する速度がはやすぎじゃない?」
(私たちはいつものメンバーである心音、深雪、さき、美柑と一緒に深雪のリムジンに乗って近くの市民プールに行っているところです)
「真昼が可愛すぎるから、絶対貸切とかにした方がいいのに」
「いや、私は可愛くないって、というか私元男だよ?」
「とにかく、 私のことはいいから」
さすがに貸切は私の心が落ち着かないしあっ!みんな可愛いし私が守らなきゃ)
そこじゃないんだけどなあ。それに真昼以外は軽く人間を真昼辞めてる化け物だから。真昼が一番気をつけないといけないんだよなあ・・・
「みんな、そんなにプールに行きたかったの?」
「別に真昼の水着姿が見れるからとか言えない」
「美柑さん?がっつり理由言ってますからね」
「あっっちゃー」
美柑は手を頭に当てたが、到底しまったという感情は持ち合わせていなさそうだ
「ま、まあもう心音が水着のこといってるし、別に私の水着姿見てもなにもないけど」
「じゃあ、写真とっても?」
「写真は恥ずかしいから、ちょっと・・・・・・」
「そこをなんとかっ!」
「んーまあいいか」
「やっぱり真昼ってお人よしだよねえ」
「皆様方、もう少しで目的地に到着いたします」
「あっ!ありがとうございます。えー、運転手さん」
「あ、はい。お礼をくださりありがとうございます」
「いやいや当然のことを言ったまでですよ」
「いえ、私はこれが仕事ですので」
「私は・・・」
「もう、はいはいわかったから永遠続くから、そこまでにして、ね?」
(そんなこんなで、私たちは市民プールに着いた)
「では、私はこれにて、失礼します。お帰りの際はご連絡くだされば、早急に参ります」
「えっ?運転手さんはここでお別れなの?」
「あ、はい、わたしは主従関係にあるので」
「まあ、そうだよね、じゃあ、ありがとうございます。またよろしくお願いします!」
「な〜んか、真昼が敬語使ってるのおかしい気がするなあ」
「ちょっと静かにして、くれないかなあ?心音さん?」
「・・・怖い顔していると思ってるのか知らないけど、その顔普通に可愛からね」
「いや、私のこの顔怖くない?」
『うん』
「嘘でしょ?」
「うそじゃないよ?」
「怒ってる姿が小動物が頑張って自分を強く見せるようにしているような感じ」
「そうそう」
『ねー』
全員頷いて、真昼はショックで後日、少し鏡の前で怒り顔の練習をしていたそうな
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