第3話
『なんて暇な毎日…』
ため息と共に出てきた
その言葉。
「では、今日はお出掛けにでも
参りましょうか?」
つい零した私の言葉を
拾うかのように
後ろから聞きなれた声がした。
振り返ってみると
案の定、私の一番の世話係
南がいた。
見た目はまだまだ
幼さが残ってはいるけれど、
実際には20歳で、
私に遣えている者たちの中でも一番優秀。
『それは誠か?』
久しぶりに外に出られる嬉しさで
目が輝く私を見て、南は頷く。
そんな南を見て、
さっそく出かける準備のため
女中を呼び、自室に戻る。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。