第17話
って、しまった。
見つめ?睨みあってる場合ではない。
後ろで他のお客様達が寒い中待ってる。
「いらっしゃいませ。お好きな席へどう……」
パシッ!!
突然、昼間の男に手首を掴まれる。
「おっ」
「お客様、申し訳ありませんが次のお客様が入れません。どうか席について下さい」
ビックリしたが表情には出さない。
笑顔のままそう言えば。
「焔」
「……」
チッと舌打ちと共に手が離される。
舌打ちとはなんだ、この野郎。
イラッとする。
「ゴホッ」
「……」
男二人が動いたら、後はスムーズにお客様が好きな席へ。
すぐに"flower"は満席になり、あたしはお水を運びオーダーを取り掛かる。
第二次夜戦争の始まりである。
いっせいに入ったお客様方はメニューが決まるのもほぼ同じタイミング。
一テーブルずつオーダーを取っていき……最後の……奴らのテーブルが残った。
正直行きたくないが。
「御注文はお決まりでしょうか」
一人しかいないので行くしかないのである。
昼間の男がジーっとこっちを見てくる。
穴が開くから見るな。
そして決まってないなら
「またお決まりの頃に……」
「お前」
お前だぁ??
初対面の奴からのお前呼ばわりに眉間にシワが寄る。
あたしは無言でテーブルを離れようとしたが
「昨日の奴だよな」
と言ってきた。
……昨日の奴??
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