地下鉄に乗ろう
自由時間に地下鉄に乗って観光に繰り出しました。中国渡航の心配事の一つに公共交通機関でのチェック体制がありました。コロナ禍中の中国の健康状態の管理についての厳しい施策をネットでちらほら見ていたので、コロナ以前には中国の地下鉄を利用したことがあるものの、関門を通過できなかったら、発熱で引っ掛けられたら、切符がうまく買えなかったら、と不安でいっぱいでした。
しかし、それは全くの杞憂でした。地下鉄の様子は何も変わらず、利用方法も同じでした。
切符は券売機で購入します。画面に路線図が出ており、今いる駅から目的駅までの料金が表示されます。5駅ほど行っても3元(65円)ほど、日本よりもかなり安いです。購入方法は電子決済か現金。現金もちゃんと使えるので安心です。ただ、高額紙幣は受け付けておらず、20元まででした。100元や50元札などの高額紙幣はできるだけ崩しておく方が良いでしょう。
今回は手持ちの1元硬貨を使ってしまいたくて現金払いにしました、現金が使える筐体とそうでないものがあるので、現金利用の場合はお金の投入口がある券売機を選びましょう。現金でない場合はアリペイやWechatペイで支払いができます。
券売機で枚数、人数をタッチパネルで設定し、現金を入れるとカードが出てきます。これが切符です。電子決済の場合はどうなるか体験していないので割愛。やってみれば良かったなあ。
ホームへ行く前にまず空港で行うようなセキュリティチェックがあります。こうしたチェックは地下鉄や長距離バス、博物館などの大きな施設へ入場する際には設けられています。
人をスキャンするゲートや荷物を通すエックス線検査の機器があり、最初はものものしさに驚きました。毎回公共機関を利用する際に逃れられないので、日本はまだ平和だと感じるし、こんな検査が導入されないよう祈りたいです。本当に面倒です。新宿駅とかこんなチェックをしていたら全然進まないでしょう。
セキュリティチェックを通過したら、改札があります。改札の通り方は券売機で出てきたカードをタッチすればOK。スマホ決済の人はスマホを当てている光景がありました。
乗り場は左右で行先が上り、下りと別れています。駅名が並んで進む方向が書かれているのでわかりやすいです。車内にもディスプレイで行先が出ており、山手線のようなハイカラな感じ。
目的地に到着したら出口案内や地図があるのも日本と同じです。改札を出る際はカードはタッチではなく、改札機に挿入、回収となります。
地下鉄は新しいのか、古くからある日本の東京の地下鉄よりも明るく綺麗なイメージです。新しい路線の工事もよく見かけたのでどんどん便利になっていくのでしょう。中心部はダイヤも頻繁で、5分に1本は電車が到着します。乗り降りについても足元にガイドラインが引かれており、マナーも考えられています。ただ守るかどうかは別なところもあります。
治安について、混雑するのでスリなどには注意ですが、一般人が大勢利用しているので不安感はありません。地下鉄はハードルが低く、行動の幅が広がるのでぜひ利用してみてください。
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