第3話前日②(海莉視点)
久しぶりに夢を見た。
起きてすぐはぼんやり覚えているものであるはずのその夢も一つの自分の想いによって押し流される。パジャマ姿で階段を下り洗面台に向かう。鏡に映る自分の顔はいつもと変わらない。だが気持ち嬉しそうだ。普段通りに顔を洗うもちろん保湿も忘れない。ビシャビシャな顔をタオルで拭いていると、リビングからお母さんの声が聞こえてくる。
着替えずそのままリビングに行くとお母さんが朝ごはんを用意してくれていた。
「あら海莉今日も少し早いのね」
「うん」
「そんなに明日が楽しみなのね」
「うん、そうだよ」
そう答えてにっこりと笑顔を作るとお母さんも笑い返す。
「ポケモン遊んでもいいけど勉強もしっかりしなさいよ」
「はーい」
「じゃあご飯食べちゃいなさい」
椅子に座りトーストに齧り付いていると、
ドタドタドタそんな音を立て階段を駆け下ってくる。
激しい音を立て扉が開く。そこにはパジャマ姿の弟の怜が立っていた。
「お母さん今日は先生にイタズラするから早く学校行くから起こしてって言ったよね」
「あんたねー」
とんでもなくしょうもない理由で早起きする怜に呆れていると、
「姉ちゃんおはよー」
朝一番起きたてのはずなのに元気良い声で話しかけてくる。
「おはよう怜、小5にもなって先生にイタズラって良くないと思うよ」
「ふふん、今回のイタズラはいつもと違うんだ!」
「いや、イタズラの種類の話してるんじゃなくて、イタズラをするしないの話をしてるの。先生を困らせたらダメでしょ。急に変なタイプのめざパが飛んできたら嫌でしょ?」
「何言ってるかわかんない。でも今回のイタズラはいいイタズラなんだ!!」
「ふーん」
「先生が誕生日だからなんとケーキを作ってきてみんなで先生にプレゼントするんだ!!」
「でその前に何するの?」
「えっ?」
「どうせそのケーキはイタズラ後のご機嫌取り件誕生日祝いなんでしょ?誕生日ケーキを送るのを口実にいたずらをするわけだ」
「うっぅなんでわかるんだよぉ〜」
「はぁ、最終日を生きるにはこれぐらい読めなきゃダメだよ、人読みだとしても何処かで交換を通さなきゃいけないんだよ。時にはロトムやサザンドラに自信を打たなきゃいけない時だってあるのそれが出来て初めて1ポケモン対戦勢なんだよ」
「ふぅーん」
「話を戻すけどイタズラとか私は止めないけど相手が本当に嫌がるようなことはしちゃダメだよ、イタズラをしすぎていっぱい迷惑をかけるのはダメほどほどにしないとダメだよ、いたずらごころのポケモンがいっぱいいたら嫌でしょ?私は嫌」
「よくわかんないけどわかった」
そう言って怜は私の目を見つめる。
「いっぱいはしないししすぎたり嫌がることをしないようにする。」
「いい子」
私がそう言って微笑む怜はちょっと視線逸らした。
「海莉的を射たことを言うね」
そう言って怜の分の朝ごはんをキッチンから持ってくる。
朝ごはんをすごい勢いで口に入れる怜。
その姿を見てホゲータこんな感じなのかなと思った。
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こんばんは♪
レギュGが帰ってきましたね。
パオジアンとハバカミが帰ってきてイライラしていますがルギア(推しポケ)が使えるのでギリプラマイマイナスです。
今年のwcsがダブルらしいのでダブルの勉強もしたいなぁと思う今日この頃です。
美少女ただしポケモン廃人 未来を照らす凶星 @8bito
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