第6話【氷河】と【深海】の襲来
「今そんなこと考えてる場合じゃないでしょ!」
おっと。説教されてしまった。まあ、この場合は
背面に鏡を置き、敵に背を向ける姿勢を取る。次の瞬間、一面の氷が溶ける。再び凍らせようとするが、うまくいかない。景色が鏡に写っている限り、鏡面に氷が写ることはない。先程からずっとこうして相手の能力を封じ続けている。相手は二日前に群馬県で確認されてから徐々に南下し、この場所にやってきたようだ。能力の対策などいくらでも出来た。
(地味にうざいことしかしねーな、てめーは!)
「うるさいよ!そんなこともう分かってるから!」
大体、確実に仕留めることも重要なのだ。
「まあ、加賀美くんが見てくれるだけマシ、なのかな…。」
どうしても目立ちたいらしい。それでも近くに現れた怪物に全力になれるところも好ましいと感じる。やはり彼女とは気が合うようだ。
それにしても、もう一体の怪物は何処へ行ってしまったのだろう。こうしている間にも世界各地で怪物たちが暴れまわっている。多くの個体は魔法少女達に及ばないとはいえ、絶対的な数が足りないのも考えものか。しかし、
「やっと見つけたぞ…!」
(よく見つけたね。あれから二日経ってるけどw)
「
(そう。興味ないけど。)
つづく
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