第32話

「え、オウジサマが?!」


「大丈夫なの?愛梨華ちゃん」


春と陸君は心配してくれた。


でも私はそれ以上に明日からの事が怖く、そんな事はどうでも良かった。


「まあ今日は、愛梨華ちゃん送るから」


翔君はそう言ってくれた。


「そ、そんな気を「いいから」」


断ろうとしたが、断られた。


本当は嬉しかった。


帰り道、またあの人に会ったら、と思うと怖かったから。


「明日、詳しく聞かせてね..また明日ね!バイバイッ」


「気をつけて帰れよー」


2人は家の方向に向かって歩いて行った。


翔君、家どこだろう?


もし、陸君達と同じ方角じゃ遠回りになってしまう。

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