第33話

「それにしてもさ、なんでその橘さんは深夜の音楽にいるんかな」


次に事故が起き亡くなる可能性の高い…いや確実なのは橘

そう、100%なのだ

橘は吹奏楽部で音楽室をよく使う、その点で次に事故に合うのは確実に橘となった


なので橘に事故起きることはもう頭の中でインプットされていた


「誰かみたいに忘れ物したからじゃねぇの?」

その誰か とはもちろん楓の事。

頷く柳。柳は俺の一言で納得したようだった




「けどさ、その橘ってのはどっから入ったんだろね?」

確に、どこから入ったんだ?めずらしくまともな事を言う華音に皆は首をかしげる


「俺達みたいにどっかの窓を密かに開けとくしか入る方法ないしね…」


その俺達は係が窓の鍵がしまっているか確認する五時以降に開けた

だからそれ以降に誰かが閉めわすれたとかがなければ窓からは入れない


もちろん下駄箱からは入れなく完全に入れないというう


「俺達が密かに窓を開けていたことを知っていたならそこから入る可能性あるけどさ、さすがに男子トイレだからな、見てたら覗きだし」

確に、知ってたら怖いよ完璧覗きだし




「窓割って入ってきたとか?」

えらく真面目にそういう華音にお前ふざけてるのか?と言いたくなったが止めた代わりに楓が

「だったら音とかで宿直の人に気付かれてるよ」


「あっそか…」

「が、どっちかっていうとそっちの方がいいんだけどな、気付かれて家に帰された方が事故が起きない」



確にその通りだ

「あ~もう、考えてても始まらないわとにかく進みましょう」

だなっていやその話題もってきたん華音だろ?

しかも進みましょうって歩きながら話ししてるから別に良くね?






―っとその時だった

俺の足が勝手に走り出したのは

否、華音に腕を引っ張られ引きずられるように走った


つか、華音 早い!早いから!!

スピード緩めるか腕離して

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