第14話

火曜日 ついにこの日が来てしまった


華音の情報によれば

調理実習は5、6限目にあるらしい しかも隣のクラス

「その時は皆で見張ろう」


時間も絞ったし今回は皆で見張る事になった



が、皆で見張っていた物の惨劇は再び始まる




「イヤァァァア」

その叫び声で、一気に扉を開けて中に入り込む




そこには全身火だるまになる生徒


慌てて水をかけるが火の勢いは消えることなく

ようやく火が消えると同時に


その生徒は跡形もなく灰になっていた





「うっ…気持悪」

華音の率直な言葉

辺りは異臭が漂っており気持ち悪くなる



「ぁあ~、遅かったか」

が、そんな事よりこんな事になると知っていたのに気付けなかった自分に嫌気がさす



そして

数々起きる死に学校は暫く休校になってしまった



集まるは唯の家

「はぁ~」

溜め息だけがこぼれ落ちる



本当、何やってんだ俺等

作戦を立て、見張りまでしていたのに何も出来ないなんて


「でも、どうやって止めろっていうのよ、犯人もいない、だってあれは事故だった……防ぎようがないじゃない」


華音の言うとおり、犯人もいない、それに全てれっきとした事故なのだ


本人の注意力が減っていたというのだけ


「でも、何が起きるって知ってるのに何も出来ないとか」



そうこうしているうちに

また次の手紙が届く



どうやって止めればいいんだ、どうやって





次は明日、○○△△喫茶店



止める方法が分からずに俺等は向かう



その場所へ

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