第5話
なっなんだコレは
「10月17日、図書室
場所は分かったね、多分そこに行けば何か」
「だけど何時いけばいいんだろ?」
そうだ、日にちは書いてあったが肝心の時間が書いていない
「まさか24時間そこで待機してろってかこのやろ~」
「まぁ、学校始まってから終わりまでは見張れるけどさすがに夜中とかはムリだし」
「夜の学校とか怖ぇ~」
「何?あんたビビってんの?」
そうけなしてくる華音に即座に反論する
「ぁあ?んなわけねぇし
つぅかそういうお前こそ怖がってんじゃねぇの?」
「はぁ?私が怖がる?
馬ッ鹿じゃないの?」
ムキになる華音
ふと横を見れば楓が困り果てた顔をしていた
華音なんか放っておきどうするか考えなければ
「仕方ないから授業中はひとつずつ見張ろう
でも、向こうも抜けてくるんだから授業中は無いと思うんだけど
しかもあいてないしね」
「つぅか、内容によるよなって多分喧嘩なんだろうけど。」
「はぁ?私も巻き込まれるの?喧嘩に」
「だろうな?手紙来たんだし……」
ブツブツ愚痴る華音を放って置いて再び楓と話す
「内容が喧嘩なら人がいない時に選ぶよね、なら授業中も考えられる」
「それか放課後かな」
放課後は確かに人がいないが、
「なんで喧嘩なら図書室なんだよ、場違いだろ……」
そうだ、わざわざ人がいる図書室で喧嘩とは
「それとも、喧嘩とかじゃなくて話し合いとか?」
「だったら果たし状では無いよね…」
確かに、話し合いとかなら相談とか書いたらいいよな
つかその前によ
「この手紙、内容不足だよな、華音と俺の手紙くっつけないと場所も時間もわからないとか、だったら書いとけよ。おまけに何時か書いてねぇし」
「確かに、まぁとりあえず明日ね」
今日のところはそれくらいにして家に帰る事にした
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