episode5 戦闘
白狼撃影打を構えた俺は相手の全体を視界に捉え前を向く。
直後、奴は右から袈裟にナイフを振り下ろした
白狼撃影打を直ぐに左側から滑り込ます。
鉄同士がぶつかる、鈍い金属音が鳴る。
袈裟に振り下ろされたナイフが直ぐに横薙に変わる。
直ぐにバックステップで間合いを作り、もう一度ステップで相手との間合いを詰める。
ここで警棒をフルスイングしても良いが、流石に許可なく人は殺せない。
そのまま、奴の鳩尾から喉に掛けて5発パンチを放つ。
しかし、鳩尾を狙った一撃目に違和感を感じる
(硬い…………!?)
得体の知れない何かがあった。
「お前懐に何を入れている?」そう俺が聞くと、奴は不意に間合いを離れた。俺は万が一のために白狼撃影打を鞘に納刀し、相手の肩を注視する。
その刹那、奴は右腕を懐に入れた。
(銃だ!?)
背後の射線に誰もいないのは自動点灯の廊下のライトで分かる。
そして奴が銃を撃つ。
ガシュン!!
辺りに銃声が響く。
俺は最速で肩を回し、銃弾ではなく銃口を正中線からずらす。
銃弾は当たらなかった。
(もう一発撃たせるな)
そのまま、一足飛びで奴の懐に入り、次はコイツで決める。
「終わりだ、、」
零の白狼 暁の刻 赫醒抜刀
白狼撃を鞘から抜刀術の要領で抜く。
抜刀をモロに食らった奴はそのまま、倒れ込んだ。
すかさず、銃を分解しパラパラと部品を落とす
部品の作りも銃口の口径も有名銃火器ブランド
グロック社のものだった。
(一体どこで、、、この銃を?)
それは後で相棒に頼もう。ひとまず相棒に連絡すると
「近くにいる、spg-ζ部隊将の双牙をそちらに向けた。そろそろ着くはずだ。」
「了解」そう答えて俺は深呼吸した。
この事は動乱の始まりに過ぎなかった。
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