『暁に雀は詠う ― 小規模霊力等犯罪対応部隊〈宵雀〉忘備録 ―』は、「2112年の近未来」と「霊力犯罪」と「警察もの」を、軽快なテンポと濃いキャラクターでまとめ上げた異能ポリスアクションです 🚓⚡
主人公・ナナキがまず面白いです。いわゆる“ド派手なチート能力”ではなく、与えられた異能はまさかの〈縁起がいい〉 💩✨
一見地味で役に立たなさそうなこの能力が、事件の流れや偶然の積み重なりの中でじわじわ効いてくる構造が巧くて、「力とは何か」「幸運とは何か」を物語の中で自然に問い直させてくれるのが印象的でした 🍀🌀
また、〈宵雀〉のメンバーをはじめとした登場人物たちが、とにかくキャラ立ちしていて楽しいです。真面目な職務内容とは裏腹に、会話はテンポよく、ボケとツッコミが飛び交い、でも締めるところはきちんと締まる 🧠🔥
SFとオカルトと警察ドラマの“いいとこ取り”をしながら、読み味はあくまでライトで読みやすいというバランス感覚が心地よかったです 🌃👻
時は2112年。普通の警察官になるはずだったナナキは、〈縁起がいい〉という謎の異能を携えて特殊警察となった。
これは、異能譚なのである。だからといって大規模な怪異に立ち向かうとか――ではなく、タイトルを見てほしい。これは『小規模霊力等犯罪対応部隊』の物語だ。
本作の魅力といえば、なんと言ってもキャラクターたちだろう。
濃い。
とにかく濃い。
だからこそ次に何をするのか目が離せない……で、ござる。
テンポよく進んでいく事件解決。そもそも〈縁起がいい〉とは何か。
彼らの行くところに事件があるのではない。事件があるから彼らは行く。
ぜひご一読ください。