第2話 

 戸にも書くにも・・・、ハハハ、吾輩は三流ゆえに老いた親からの仕送りとアルバイトでその日その日を何とかしのぶ・・・。京都にいるときゃ忍と呼ばれたの、神戸じゃ、渚と名のぉ~ったの。これは小林旭さんの昔の名前で出ていますの下肢・・・、生姜ないことを! こりゃ股、唱歌じゃない! な~ぁんてね。しかし・・・、わたしがこんな境遇に陥ったのには理由がある! はぁ? な、な、なんと、えらそうに・・・。足し蟹、足し蟹、熟慮する蟹、そんなことを言っても背負うがない・・・、アハハ。おまえなぁ~、背負うがない? それじゃぁ、サッサと投げられてその辺で寝ていろ! なんて声も聞こえてきそうだが、お釈迦様に免じて許してタモリ、ウフフ。

 とにかく、かれこれ十年以上も前のことになるが、吾輩は『もの書き』になりたいという夢を諦めることができず親と喧嘩して家を飛び出すと、ふたつ隣の県にあるこのアパートに引っ越してきた。だが、一人住まいの・・・、もしかして、もしかして、笑わないでくれるなら、この気持ちを・・・、これは小林幸子さんのもしかしての一節だが、家を飛びだしたわたしは毒子? 毒親ならぬ、毒子! すち子とは違いまんねん、アハハ。自分で言っときながら何が何だか用わか乱用になったが、ハハハ、とにかく一人住まいをしたことのある人なら分かっていると思うが、家にいる時のような心の和み、友達と駄弁ったり、親と交わす何気ない会話・・・。なんでもないような事が、幸せだったと思う、なんでもない夜の事、二度とは戻れない夜・・・、THE虎舞竜のロードの一節。とにもかくにも多少なりとも心の通い合う時間が持てていた野に・・・、ヨーレローレロヒホー、ヨヒドゥディ、ヤホホー、ヨーレローレロヒヤホ、ラヒフリヨー、これはアルプスの少女、ハイジにでてくるヨーデルで、よーでる、よーでる、幽霊ヒィィィ、そんなに幽霊は出ません! ハハハ。

 あまりにも回り道したが、喧嘩したとはいえ会話を拒否する理由はどこにもなく、咥えて売れもしない作品を、咥えるしか能がない・・・、アハハ、連綿と書いているバカ息子を不憫に思ったのか親が仕送りを、ウ、ウ、ウウウ・・・、なんという親のありがたさ! あ~りが~たや、ありがたや~、みなのしゅう~、みなのしゅう~、嬉しかったら腹から笑え~ 悲しかったら泣けばよい~。マンガ『マカロニほうれん荘』にでてくるフレーズに少し加筆・・・。それはそれとして、なんとか日々はしのぐことはできても・・・、そうです、壁のヒビは埋めなければ直りません、顔のヒビは、アハハ。とにかく胸襟を開く・・・、サイボーグ009ではありませんよ、ある程度、話せる状況なんか皆無、大家さんはもちろん、お隣さんとも必要最小限の会話しかなく、心はいつも独りぼっち。それゆえ忌憚なく話せる相手が欲しいと思っていたところに、なな、なんとロボットの記事が・・・、出も、ウフフ、サイボーグ009も007も出ません! ハハハ。




 

 





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