　The BeatlesのNorwegian Wood、村上春樹の小説「ノルウェイの森」に全く関係なく、ノルウェイ政府のファンドが日本株を買っている。それは各上場企業の有価証券報告書で確認できるが、個別の株式番号を検索して、「株探」の「大株主」のタグをクリックすると閲覧することができる。

　ノルウェイ政府が自国の金を日本の個別企業に投資しているのである。

　具体的に何故ノルウェイ政府が当該企業に投資しているのかは不明だが、財務健全性・収益性・成長性のいずれかに魅力があるからなのだろう。

　比較的ROEが高い企業に投資しているとみられるが、そうでもない会社も存在する。

　かねてノルウェイ政府が投資する企業が気になっていた。何故なら、外国政府が分析しつくして、日本企業の株を買っているわけで、そういうプロの判断は、素人投資家にも参考になる。

　なので、2025年3月、配当を得ることを目的として、ノルウェイ政府が投資している会社の株を買ってみた。

　　8370　紀陽銀行　　　　　　　200株　433,800円

　　　　　　　　　　　　　　　　1株配当90円　配当見込18,000円(税引前)

　　1963　日揮ホールディングス　400株　447,600円

　　　　　　　　　　　　　　　　1株配当40円　配当見込16,000円(税引前)

の2社である。

　紀陽は、ROEが6.54で地銀トップなので、ノルウェイ政府が目をつけたのかもしれない。

　日揮は、ROEがマイナス2なのだが、キャッシュリッチな会社であり、ペロブスカイト電池等の開発も行っており、今後の成長性に期待したのかもしれない。

　2025年3月25日株価は、紀陽478,800円、日揮501,600円へともに上昇。

　年度末の配当狙いの買いが入っているとみられる。

　素人投資家としては、玄人投資家であるノルウェイ政府の買っている企業の株は単純に買いでいいと思っている。

　3年程度、配当を得つつ、元本より高い時に売れば損をすることはないだろう。

　ノルウェイの株万歳！

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