第14話

「い…ッ痛……ッッ」




痛み……痛い…イタイ……



脳裏に浮かんだのは、あの日の魔獣。

まだ、未熟な剣士…。


喰われると思った瞬間の、あの…恐怖……!!





「Σウワァァァッッッッ!!!!」




目を見開き、四肢を強張らせ…

…ガクガクと震え出す。




『クスクス……痛い、痛いね…マオ……。』





仮面が笑う。

クスクスと。



まるで……

ケイと絡んだあの魔の様に…。






「ヤ……だ……も……痛い…は嫌…だ……も……俺ッッ……!!」





拒絶する、小さな子供の様に。

心も、体も……もう…『傷み』を受け入れたくなくて…。





ハラハラ溢れる涙は、最後の想い。

届かない、あの人への……最後の、涙…。





『ん……じゃあ、始めよう…?永遠の快楽……記憶が消えてしまう程に…』

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