No.2「俺は…ケイをそんな目で見たことは無いっ!!」
第1話
「マオはどうなの…?
それを知って汚らわしいと思う…?
嫌だと思う…?
…ケイを愛しいと思う…?
…その手を差し延べる事が出来るの…?」
「…俺は…」
マオの真っ直ぐな瞳が宙を泳ぐ。
「俺は…ケイをそんな目で見たことは無いっ!!…俺は…」
Pierrotはマオの答えに、少し驚いた様子だったが、マオを見つめ直すと
「…じゃあ…今マオの心に宿るのは、誰なんだろう…?」
と、薄笑みはそのままに質問する。
「俺の…心には…。」
マオの脳裏に、浮かぶのは…
「マオ、僕…マオが好き。だから…戻ってきて。」
ミクの…真剣な告白…。
「俺が好きなのは…他の誰でもないっ!!ミクだっ!!」
マオがそう叫ぶと、
カラン…。
Pierrotの最後の仮面が剥がれ落ちた…。
その姿が…クロノになる…。
神々しいオーラは、先程の蛇眼のPierrotとは違う、正真正銘のクロノ。
『マオは、ミクを選んだのだな…?』
クロノはそう言うと、美しい目で真剣に見つめた。
「あぁ。俺は、ミクと共に生きて行きたいっ!!…本気だ…。」
マオはクロノの目を真っ直ぐに見て答える。
『では、最早ココには用は無い。LOOPを開こう。』
クロノがあの、不思議な渦を創りだす。
「あ…でも…」
『…ケイは、自力で答えを見つけるであろう…。心配する事は無い。』
納得する事は出来ないが、マオは解っていたのだ、
今のマオではケイの心に触れられない事を…。
「…うん。っ!!行こうっ!!ミクが待つ、LOOPの先へっ!!」
気持ちを切り替えて、LOOPの渦に飛び込んだっ!!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます