第25話
こんなわけわからない思考を持った人に、平和ボケしたままのあたしでいたら、なんか色々と壊れる気がした。
だから、
「さあて、行こうか凛ちゃん。」
「えっと…、どこに?」
「帰るんだよ。家に。」
「………はあ。」
当たり前のように言う家という場所は、あたしにとってはここなのだけど。
そうは思っても既にプッツンしていたあたしは考えることをやめていた。
兎に角生きている。
それでいいと思っておかないと発狂でもしそうで。
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