甘い声に触れてⅢ【完】

カタミチ

8℃ 未来クンの幸せ

未来叶side

第2話

「長谷川ティーチャー!そろそろ席替えの時期ではないかい?」



高校3年。新学期が始まって1週間!校庭の桜がラブリーピンクに染まってる~。



「そうか?まだ早い気もするがな~」



HRの時間に未来クンが席替えをご提案。う~んと腕組みをする担任。



灰色のベストに某動物のようなタレ目。



長谷川ティーチャーは教師の中でもめちゃめちゃユルイから最高なのよねー。



「HAHAHA。1週間待っただけでもイイと思ってくれなきゃ困る困るー」



ユラユラ揺れてバカにした笑みを浮かべる。



「黙れFTR。直ちに座れ…この騒音ヒツジが」



「キィーッ!!何言ってんのよ万年ストレートクロスケベ!!」



視線を右に動かせば黒オーラ全開のクロスケがいた。11年間同じクラスとか何事ー?

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