甘い声に触れてⅡ【完】

カタミチ

5℃ 抱きしめた僕の手

九條司side

第2話

「小鳥さん、時間ですよ」



1時間前からカーテンの向こうに眠る小鳥さん。



「…」



応答なし。やっぱり起きませんね。



登校してくると同時にコテンとベッドに眠りについた小鳥さん。相当眠かったのでしょう。



「小鳥さん?」



呼び掛けても起きないのでカーテンを開けさせてもらいます。



あぁこれも保健医の役目。どうかお許しを。






シャ…


カーテンを開け、眠っている小鳥さんを視界に入れる。



「…」



なぜかイケナイ気分になってしまいま……わぁー!何を考えてるんですか自分っ。



ブンブンッ!と首を振り重く反省。なんとハンンチな…っ!!

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