第5話
食パンかじりながら登校。
凪とこうして歩くのは16年間休みを抜かしたら毎日のことで。
「うわ、パンカス落とすなよ」
「小鳥の餌になる。んぐ。むしろ良いことしてる」
無味のパッサパサだからちょっと多めにこぼしてみる。
「ガキ」
「うるふぁいよ」
学校へと続く坂道はいつもと変わらず急斜面でうざめ。
足腰にクるから下手すると筋肉痛になる。
「凪ー待ってよ」
「あ?これでもゆっくり歩いてやってんだよ。遅刻ギリギリだっていう自覚ないだろ」
「うん。ネェ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます