第2話

何すんの。軽く窒素しかけて荒々しくも制服を横にどけた。



「凪…なんでこれ洗濯出してくれなかったん?」



ワイシャツ皺だらけ。くっしゃくしゃ。



「自分で出せよ。私はてめぇのオカンじゃねーよ」



「しわしわ…萎える」



「…とっとと着替えろっ」



低血圧な頭に蹴りを一撃食らわされ、仕方なく着替えた。



朝の太陽を見ないよう目を極力つぶって。眩しいの嫌いだから。





着替え終わったら普通に凪いなくて。ドアを開けても居ないから階段下る。



「鮭。シャケ。サーモンモン」



ガチャ


キッチンのドア開けたらやっぱ居た。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る