第60話
聖夜の祝いということもあって、場内は満員だった。
取りはエルフ。それまで聖夜の仲間たちが歌声を披露していた。
ーーー油断していた。
遠巻きにシドの後ろ姿や、レオの横顔などは確認した。それと、宮前はいない。
安心して良さそうだ。
そらそうだ。今日はあの聖夜のための集まりだ。
こんな時を狙うなんてさすがに無いよな、と。
俺は自分を安心させた。
聖夜の演奏が始まるまで、俺らは端のテーブルで談笑していた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます