風鈴に導かれるように、逝った兄を追う──。
- ★★★ Excellent!!!
主人公は、2年前に自殺した兄の最期の様子を知るため、兄が死の前に滞在した村を訪れる。
山の中で聞こえてくる潮騒。響く風鈴の音。
月を掴みたいという兄の言葉。
多くは語られないのに確かに存在する、“戦争”という不穏な単語。
時折曖昧になるような、精神世界と現実世界の境にいるような描写が、兄がいざなっているようにも感じられました。
自分の魂がまだ、ここに在ると──。
主人公は、2年前に自殺した兄の最期の様子を知るため、兄が死の前に滞在した村を訪れる。
山の中で聞こえてくる潮騒。響く風鈴の音。
月を掴みたいという兄の言葉。
多くは語られないのに確かに存在する、“戦争”という不穏な単語。
時折曖昧になるような、精神世界と現実世界の境にいるような描写が、兄がいざなっているようにも感じられました。
自分の魂がまだ、ここに在ると──。