レーサーだけどVtuberやってみることにしました。

みかんご

第一章 

第1話

読み返してみたらひどかったのですべての話”超”大幅アップデートしました!

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「....やべぇ」


僕、宮崎優斗は今、困っていた。

なぜなら、女友達の葵葉三静に誘われ、大手Vtuber事務所の面接を受けたのだが...


それが、あっさりと受かってしまったのだ。

いやぁ....所属チームに話さないとなぁ...(白目)


本職e-sportsレーサーなのに...



時は遡り、一週間前。いろいろあって三静が紺藍記桜というVtuberだと知ってしまった時。

『優斗もVtuberやってみたらいいのに。面白いよ?』と、会話してる途中に言ってきたんだ。

僕はVtuberの動画をよく見ていたし、面白そうだと思い、「やってみようかなぁ...」と二つ返事で簡単に言ってしまったのだ。


三静は行動力化け物だから、裏でなんか色々と行動していたらしい。

三静のガワのキャラはその事務所の中での中でまぁまぁ人気。

人気な所属Vtuberが『この人Vになったら面白そうだよ!』と発言したしたせいか、事務所も乗り気で面接が行われ、びっくりするほどスムーズにVtuberになることになった。ここで困ることがある。


『おい、どうした?優斗』


「あいや、ちょっと考え事をしていただけです。」


『何を考えてるかわからないが、レースに集中しろ。いいか?この予選を突破したら全日本大会に出られるんだぞ?』


「わかってます。頑張ります。」



俺が所属しているe-sportsチームはBskというチーム。

Bskが参戦しているe-sportsリーグはRacing GTというレーシングゲーム?シュミレーター?で順位を競うリーグ、RGTに参戦している。

最近、RGTでBskはあまり良い成績を出していない。

困ることはコレ。e-sportsレーサーすっぽかしてVtuberやります!とか言えねぇ...ってコト。


あー、どうしよう.....


一旦北条コーチに話してみよう

そんなことを考えながら運転していると、スピンしてしまった。

ながら運転は良くないね。

僕はシュミレーターから降りると、北条コーチの様子をうかがった。よし、上機嫌そうだ。練習始まる前にコーチの大好物のシュークリームをあげてよかった。


「北条コーチ、ちょっと話が合って....」


『おう、なんだ?タイムが伸び悩んでる話か?』


「いえ違うんです。話があります。」


『なんだ?』



「...と、いうことなんです」


僕はVtuberになりたいという事を監督に話した。


『Vtuberをやりながらe-sportsレーサーをできるならいいぞ。お前はBskの中だと結構いい選手だからな。逃したくはない』


「えっこのまま続けて副業していいんですか?」


『Bksは基本ドライバーの意見を聞くとっても優しいチームだからな』


「上の人に確認は取らなくてもいいんですか?」


『ん?チームオーナーは俺だが?』


「そ、そうでしたね!」


『オーナーを...覚えてない....?』


「本当にありがとうございますっ!!(食い気味」


僕はそそくさとシュミレーターに戻った。いや決してオーナーをお覚えてないとかそんなんじゃないから。ね?

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