レーサーだけどVtuberやってみることにしました。
みかんご
第一章
第1話
読み返してみたらひどかったのですべての話”超”大幅アップデートしました!
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「....やべぇ」
僕、宮崎優斗は今、困っていた。
なぜなら、女友達の葵葉三静に誘われ、大手Vtuber事務所の面接を受けたのだが...
それが、あっさりと受かってしまったのだ。
いやぁ....所属チームに話さないとなぁ...(白目)
本職e-sportsレーサーなのに...
◇
時は遡り、一週間前。いろいろあって三静が紺藍記桜というVtuberだと知ってしまった時。
『優斗もVtuberやってみたらいいのに。面白いよ?』と、会話してる途中に言ってきたんだ。
僕はVtuberの動画をよく見ていたし、面白そうだと思い、「やってみようかなぁ...」と二つ返事で簡単に言ってしまったのだ。
三静は行動力化け物だから、裏でなんか色々と行動していたらしい。
三静のガワのキャラはその事務所の中での中でまぁまぁ人気。
人気な所属Vtuberが『この人Vになったら面白そうだよ!』と発言したしたせいか、事務所も乗り気で面接が行われ、びっくりするほどスムーズにVtuberになることになった。ここで困ることがある。
『おい、どうした?優斗』
「あいや、ちょっと考え事をしていただけです。」
『何を考えてるかわからないが、レースに集中しろ。いいか?この予選を突破したら全日本大会に出られるんだぞ?』
「わかってます。頑張ります。」
◇
俺が所属しているe-sportsチームはBskというチーム。
Bskが参戦しているe-sportsリーグはRacing GTというレーシングゲーム?シュミレーター?で順位を競うリーグ、RGTに参戦している。
最近、RGTでBskはあまり良い成績を出していない。
困ることはコレ。e-sportsレーサーすっぽかしてVtuberやります!とか言えねぇ...ってコト。
あー、どうしよう.....
一旦北条コーチに話してみよう
そんなことを考えながら運転していると、スピンしてしまった。
ながら運転は良くないね。
僕はシュミレーターから降りると、北条コーチの様子をうかがった。よし、上機嫌そうだ。練習始まる前にコーチの大好物のシュークリームをあげてよかった。
「北条コーチ、ちょっと話が合って....」
『おう、なんだ?タイムが伸び悩んでる話か?』
「いえ違うんです。話があります。」
『なんだ?』
◇
「...と、いうことなんです」
僕はVtuberになりたいという事を監督に話した。
『Vtuberをやりながらe-sportsレーサーをできるならいいぞ。お前はBskの中だと結構いい選手だからな。逃したくはない』
「えっこのまま続けて副業していいんですか?」
『Bksは基本ドライバーの意見を聞くとっても優しいチームだからな』
「上の人に確認は取らなくてもいいんですか?」
『ん?チームオーナーは俺だが?』
「そ、そうでしたね!」
『オーナーを...覚えてない....?』
「本当にありがとうございますっ!!(食い気味」
僕はそそくさとシュミレーターに戻った。いや決してオーナーをお覚えてないとかそんなんじゃないから。ね?
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