私の恋愛

絆川 熙瀾(赤と青の絆と未来を作る意味)

恋愛がすべてか?


「みなさんこんにちは、ダストです。今日は恋愛について見ていこうと思います。」


***


「皆さんこんにちは、ビーストです。高校1年生です。よろしくお願いします!」


「おいビースト、先生が呼んでるぞ。」


「……あっ。」


トムがため息をつきながら、教室の前方を指さした。そこには英語のJ先生が立っていた。


"Hey Beast, why don't you submit your assignment? Well, please submit it within a week."


(おいビースト、なぜ課題を提出しない? まあいい、一週間以内に出せよ。)


「あー……わかりました……。」


「またビーストくん、怒られてる~ww」


カレンがクスクス笑う。


「まぁ、いつものことじゃん。」


桜があきれたように言うと、明光は眉をひそめた。


「笑わなくてもいいじゃない……。」


カレンがニヤリと明光を見て、からかうように言った。


「明光ったら、ビーストくんのことになるとうるさいよね~。もしかして……好きなの?」


「そ、そんなわけないわよ!」


明光は慌てて顔を背けるが、その頬はほんのり赤く染まっていた。


***


次回、告白の行方は――!?

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