第61話

30分くらい走って山の頂上に着く




ここから見える夜景は本当に綺麗だ




「こういうの好きなんです。

めっちゃ、綺麗っすよ。」




外を見ながらそう呟く




少し座席を倒し、シートベルトを外す




「こうして、楓さんと過ごせると仕事の疲れも吹っ飛びます。」




独り言のように話す




「楓さん、なんかありましたか?」




最近、少し戻ってきた笑顔がまた曇ってきた




時折、見せる辛そうな表情が気になっていた




泣きたいのを我慢するような辛そうな顔




ふとした瞬間に見せる憂いを帯びた表情




気になって仕方ない

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