第124話

龍樹が上手くあしらいこの場を後にする。




「早く卒業しねえかな、邪魔くせえわ。」




悪態をつきながら龍樹の家まで歩く。



片方だけ剃り上げられた揉み上げにアシンメトリーな髪型が龍樹の外観を彩る。




この間、「白毛の爺さんかっけぇな。」と白に近い銀髪に染めた柔らかい髪が風で靡く。




龍樹と出会えてよかった。家族以外で唯一心を許せる友達だ。




龍樹の家に着くと龍獅さんが出迎えてくれた。その後ろからは学校が終わったのか悪ガキ2人組の獅子虎と獅子狼の双子が飛びついてくる。




「兄ちゃん!」




「伊織くん!」




僕にも懐いてくれている。僕と同じで年の離れた兄弟がいる龍樹とは話もとても合う。




「虎、狼。ただいま。」




優しく2人を抱きとめ、抱き上げるとケラケラと笑いながらはしゃぐ。小学1年生の2人はまだ可愛さが残っている。

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