第122話

「くっはっはっ、やっぱり面白いな。」




やっぱり龍樹は噂で聞いていた人とは全然違う。よく笑うし怖くもない。こうしていると年相応にみえる。




「改めて俺と友達にならねぇ?

伊織のこと気に入った。」




ニカっと笑い手を差し伸べてくる。




その手を取り握手を交わす





「よろしくね、龍。」




僕の周りには人はたくさん居たけど"友達"と呼べる人は居なかった。あんまり人と深く関わるのが面倒だった。




だけどその時は自然とそう答えていた。




出会って間もないけど、この人なら信用できるって思えた。駆け引きとか付き合いとかそういうのを抜きにして自然体で付き合える。




自分を晒け出せる、そんな存在だって感じたんだ





それから、よくつるむようになって2年生になってからはクラスも一緒になった。




周りの生徒たちの視線や声は煩いけどそんなの気にしない。僕が誰といようと、誰と仲良くしようとそれは僕の自由だ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る