第121話
「やっぱ、伊織いいわー。」
僕のなにを気に入ったのか嬉しそうに笑っている。
「なあ、ちょっと顔貸してくれよ。」
そう言われるけど授業がある。今にもどこかへ連れて行かれそうな雰囲気にクラスメイトは僕たち2人を見つめている。
「分かったよ。放課後ならいいよ。」
「じゃ、放課後屋上で待ってるわ。」
ヒラヒラと手を振りながら教室を出て行く。それと同時に授業が始まるチャイムが鳴った。
クラスメイトから面倒な質問を受けずに済んだのはいいけど、視線が嫌になる。
上手くクラスメイトの質問をかわしながら放課後を迎え屋上へと向かう。
「おう、来たな。」
手すりに寄りかかりタバコを加える姿は中学生に見えない。夕日に照らされる金髪の髪が煌びやかに光る。
「うん。龍樹くん、風邪引かなかったの?」
僕は風邪を引いて寝込んだのに龍樹は元気そうだ。
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