第96話

次の日、雪夜は大学を休んでいた




1週間してやっと雪夜の姿を見ることができた




「雪、やっと会えた。」




俺を避けるように居なくなる雪夜を捕まえるため教室の前で待ち伏せをする




居るとは思っていなかったのか一瞬驚いた顔をする




だけど、それはほんの一瞬で冷たい表情へと変わる




「何の用?僕に関わらない方がいいんじゃない。」





諦めたかのように投げやりに言う雪夜




「なんでだ?俺はお前の友達だろ。

雪の家がヤクザだからって離れる理由にはならない。

俺は雪夜っていう人間と仲良くしたいって思ったんだ。」




そんくらいの理由で友達をやめる意味が分からない




お前はお前だろ




「・・・仁。」




まさかそんなことを言われると思っていなかったのか驚いた顔をする




「俺はお前と友達でいたい。

お前が誰であろうと俺は東條雪夜っていう男と友達でいたいんだ。」




俺が初めて手離したくないと思った存在

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