第65話

「ゆっくりしてけよ。」




そう言って、この場を離れる




あーあ、やっぱり女は面倒だ




「雪、悪かったな。」




「ん、いいよ。暇だったし。」




バイトが終わり雪夜と待ち合わせをする




穏やかな笑みを浮かべる雪夜は儚い




「いつもの所でいい?」




「ああ。」




行きつけのバーに向かう




雪夜の家が経営してるバーである程度自由が効く




「ねえ、仁機嫌悪いでしょ。何かあったの?」




分かりにくいって言われる俺の表情や感情を読み取る




雪夜に言わせると俺は分かりやすいらしい




「別に、ただ女って面倒だなって。」





「ふっ、君らしいね。

僕は女より仁といる方が楽しいよ。

それでいいんじゃない?」




独特な雰囲気を持つ雪夜




実は友達ではあるが雪夜のことをよく知らない




東條雪夜って名前くらいしか知らないんだ




でも、それでいいと思えるくらい雪夜と居るのは楽だ




「そうだな」




「好きなの飲んでいいよ。

朝まで付き合うよ。」




ほら、俺のことを理解してくれている

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