第63話

「あたしのことなんてただ数いる女の1人なのよ。

もう、腹が立って仕方ない。

たしかに、顔はいいし優しいかも知れないけど・・・。




無意識のうちに素が出ている




「それに、周りをすごく見てる。

友達としてはいいかもしれないとは思うけど男としてはね。あたし、チャラチャラした人嫌いなんです。」




「そっか。」




チャラチャラしてるか




もう女と遊んでないはずだけどな




あいつが1人の女を愛するなんて奇跡だと思ったけどこの子に惚れた蓮の気持ちは何となく分かる




多分、今まで遊んでた子たちとは全然違うタイプなんだろう




芯がしっかりしてて、自分を持ってる




良く言えば素直で真っ直ぐな子




「ふーん、葉山さんは彼氏とか興味ねえの?」





「気になってる人はいます。

仁さんはどうなんですか?」




「俺は女はいいや。

面倒だし、セフレくらいの関係が丁度いい。」




面倒なんだよな




好きとかデートとか




他の女を見るなとか




お互い干渉せず、気持ちよくなれればいい




俺は蓮みたいに女を取っ替え引っ換えしてる訳ではないけど人の事を言えるほど女関係がしっかりしてる訳じゃない

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