第8話

特に妹の紫苑と離れるのは嫌で仕方なかった。




俺が大学生の時に生まれた末の妹。




男兄弟ばかりだったためか妹の存在はなによりも可愛くて大切だ。



シスコンと言われても否定できない。




大学の時にいた彼女にもそれが理由で振られた。




それほど大切な妹と毎日会えないのは本当に辛い。




それでも、同期や一部の先輩に支えれれてなんとか働くことができた。




やっと1人で仕事を任せられるようになった




支社から本社への移動は余程の成果を挙げるか優秀さが必要だ




日本支社ができてから本社に移動した人の数は数人。




その中に俺が入れるのかはわからないが努力はしたいと思う。


 


コネとかあったらいいんだけどね。なんて卑怯なことを思う。




だけど、うちの会社がコネで登り詰めれるほど緩い会社ではない。



例え、コネを使っても支社に入職し、そこそこの役職を手に入れられるかもしれないが本社に行ってやっていける訳がない。



本社で働くのは実力を兼ねそろえた優秀な人材だ




1人で100人分の仕事をこなすと言われている

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