第25話

深雪「はぁ、はぁ……」


最悪だ

私って最低だ


こんな私だけど……

もう一度でいい


顔を見せて


何も言えなくていい

元気な姿を見たい


照れ隠しに

頬をかく仕草が好きだった


広い背中も

温かい胸も

大きい手も

低く響く声も


全部全部

大好きだった

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る