25
「…はぁ」
今日は大丈夫かな?くるかな?熱ひいたかな?お見舞いいきたいのに
結局昨日はタクトさんから返事はなくて聞きたいことあったのに聞けなかった
いつもと同じく3階から下のグラウンドを見ていた
いろんなの置かれてるグラウンド
グラウンドとして機能はしていないこの場所でハヤトくんは運動という喧嘩をしてる
「え!うそ。もうきた。」
1人で校舎にむかうハヤトくんの姿
いつもよりくるのが30分くらい早い
は、は、はやくきてよかったあああ
まだ誰もいない道
人もまだ集まっていないから喧嘩はできない
私はいても立ってもいられず走ってハヤトくんの所へ向かった
階段を急いでかけおりハヤトくんのところへ
下駄箱で靴を履き替えていた
「はぁ…はぁ…ハヤトくん、おはよ」
「ん?あーコヤギちゃん」
自分を呼ぶ声の方へむいて私を見つめる
かっこいいなぁ
おもわず見とれていると
「息切らしてどーしたの?」
やさしい
階段をダッシュして息切れる私を心配してくれてる
「あ、いや…えっとハヤトくんをみつけて…」
「あーそれで走ってきたんだ」
「う、うん」
みつけて駆け出したのはいいけど、なんも準備してない。話すこと。話すことを…
「あっ昨日休んでたよね?
どうしたの?」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます