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「でね、ハヤトくんなんて言ったと思う?ランカ」


にんまり笑顔できいてくるマユちゃん


「…下ネタな話ならききたくないよ」


セフレならいいとか…ぜったいいや。ききたくないし考えたくない


「自分の好きな人をそう言うなって

ハヤトくんはヤギの次はトラかーって…ぷぷぷ」


ん?


「ヤギってあんたのことでしょ?」


「あ、あー…いわれたね。名前テラカドなんでしょ?なんでトラ?」


テラ…トラ


だとしたらハヤトくんのあだ名をつけるセンスを疑いたい


「さーね。そんなことよりさ、少なくともあんたはコヤギとしてハヤトくんに覚えられたってこと


「…素直に喜べない」


知らない人から知ってる人にかわった

だけど、動物として認知されるのはうれしくない



「あっほら、そろそろもう通る頃じゃない?」


そういいながら廊下をみてみると


全員集合のハヤトくん達6人で歩く姿がみれた

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