第7話 設定資料 迷宮編 ※ネタバレ有

 随分と間を空けてしまって申し訳ございません。

 タイトル通り、今作の迷宮部分に関する設定を置いておく場所です。

 本編に載せると読みにくくなりそうだったので迷宮に関する説明はここに置いておきます。

 今後も話を進めるに当たって思いついたものがちょくちょく追加されていくと思います。


 ーダンジョンコア


 ・〈コアの一部は主人の魂の写しであり、コアが壊されると主人は死亡する。〉

 ≫これは魂の抹消と同じような現象で、悪魔やヴァンパイア、死者系といった肉体が不死、或いはすでに死んでいる存在は勿論、精神体スピリットボディに依存する種に対しても有効であり、原則防ぐことはできない。


 ・〈コアはどんな手段を用いても外に持ち出せない。〉

 ≫持ち出そうとすると、迷宮の出口付近ににコアだけ放り出される。非常に無防備な状態になるため注意。

 空間転移やその他移動手段も同様。


 ・〈コアは迷宮を管理できる唯一の端末であり、主人に対して運営に関する基礎的知識を与える。〉

 ≫固有魔法により、ダンジョンメニューの魔力操作盤から迷宮の内部を操作することができ、運営の基本的な知識もそこから得ることができる。


 ・〈いくつかの条件を満たせば第三者へとコアの持つ権能を一部付与することが可能。〉

 ≫肝心の条件は不明…


 ・〈迷宮の機能でした存在は、コアの持ち主に対して従属状態になる。〉

 ≫自由にON/OFFを切り替えられる。

 自前の召喚などは対象外であり、それらを行った場合は通常の召喚魔法の法則に則る。





 ー迷宮について


 ・〈迷宮の外壁、階層の仕切りを破壊することは不可能である。〉

 ≫地形や階層内の壁のほとんどは破壊できるが、ダンジョンの最も外側の壁と各階層の間の仕切りはいかなる手段を用いても破壊することはできない。


 ・〈迷宮内の操作は魔素を使用する。〉

 ≫迷宮の階層の改変や魔物の召喚といった操作には、コアや迷宮内で発生した魔力を元に生じた魔素を使用する。貯蓄には上限があるが、階層の数などに比例して増減する。


 ・〈魔素は一部自動的に補充される〉

 ≫迷宮に漂う魔力を魔素として吸収できるが、補充速度は緩やかなためこれだけに頼ることは難しく、何らかの魔素を発生させる配置物なども利用しなければならない。

 魔法など、魔力的事象が発生した場所に残った魔力魔力も吸収できるため、戦闘が起こればより効率よく吸収できる。

 空間の魔力が濃ければ濃いほど吸収効率が上がるため、強い魔物などが複数存在する階層は魔物やその死骸から漏れ出す魔力やによりかなりの効率で魔力を回収できる。

 回収する階層等は細かく設定可能。


 ・〈迷宮内には自動で魔物が発生する。〉

 ≫迷宮では外の世界と同じく、迷宮内に発生した比較的魔力の濃い空間から魔物が生み出される。

 これらの魔物は数こそ多く生まれるが、その多くがゴブリンやスライムといった底辺層の魔物である。

 基本的には、強さに比例して湧く数は減ってゆく。

 魔力濃度が濃い空間から強大な魔物が発生するが、迷宮による魔力の吸収で常に魔力が減るため、極希にしか強力な個体は発生しない。

 発生した魔物たちは迷宮と迷宮主に対して従属しない、いわゆる野良個体。


 ・〈霊素を使用すると、より高位の存在の召喚、複雑な操作ができる。〉

 ≫神力の劣化版である霊素は時間経過などでは自動発生せず、何らかの方法で生み出さねばならない。

 また、迷宮内で神力を持つ者が死亡する等して迷宮内の神力の濃度が一定以上に高まった時、それらを吸収して生成される。

 貯蓄の上限は魔力の半分。


 ・〈階層は増やせば増やすほど追加にかかるコストが増える。〉

 ≫コアの置いてある最終層を含めて最大150層。操作で複数の階層を1つにまとめたり、1つの層を分割したりしても設置している階層の総数は変わらない。


 ・〈各階層は必ず別の階層と繋がっている必要がある。〉

 ≫各階層は自由に他の階層と繋げられるが、階層を切り離したままにすると、数日で警告が出てさらに1週間後に魔素として迷宮内に吸収される。


 






 ー6話時点の迷宮の様子


〔魔宮ルソワール〕


 階層数    :20

 

 召喚した眷属 :0

 

 魔素     :50000/150000

 (上限値基本50000、10階層ごとに+50000)

 霊素     :0/75000

 

 




 

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