第24話

なんか綾弥斗さんに遊ばれている気が。いや遊ばれてるのか?

大きなマンションに連れてこられて。

「部屋は何階なんですか」

「ん?俺らの部屋は50階って言っても全て俺らの家」

すごいなやっぱり別世界の人間だ。

「僕たちがいたおとぎの国も父が作ったもの

このマンションは家族に見せつけたくて夏弥斗と半分づつ出して買ったんだ」

「まぁ当然って感じだったけど親父は」

「しっかりしてますね。自立しようとしてて」

私なんて失敗してばっかりだったから少し羨ましい。

「奏そんな顔しない」

「奏ちゃんスマイル」

少し泣きたい気分になってしまった私に2人はきちんと私を見てくれて嬉しかった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る