第9話

「遅い。」

「ごめん夏弥ちゃん、奏ちゃんが可愛くてつい」

「10分はないわ」

「だからごめんって」

両手合わせながら謝ってるけど笑ってる綾弥斗さん。

夏弥斗さんは社長椅子に座っててなんか呆れてる?

楽しそうだなこの人達。でも、なんで私ここに呼ばれたんだろう。

「あの。何でここに呼ばれたんですかね?」

「気に入ったから。なぁ」

「そうだよ〜奏ちゃんのこと2人とも気に入った感じ」

気に入ったってどういう。

「うん。大野奏。お前を俺達の彼女にする。」

夏弥斗さんはそう言い切った。

そして冒頭に戻る。

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