第8話

でも何で私を会社に入れたいのか。

不思議だな。誰もわからないとは言ってたけど本当かなぁ本当だとしたらある意味すごいよ。

「ねぇ入らないの?」

「え?」

誰だろう。振り返ると笑顔の綾弥斗さん。

「いやずーと見てたんだけど動かないから面白いね」

見られてたの?恥ずかしい。でも、5階に部屋は1つしかないからそこに入っててと聞いてはいた考えてただけでと頭で必死に言い訳をした。

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