年始に単独事故
年始になるといつも単独事故を思い出す。
2023年の1月2日、車を運転している最中にスリップし、線路の上に乗っかった。
初めて緊急停止ボタンを押した日。
スリップ中は全くハンドルが効かなくて、反射的に「あ、死ぬんだな」と思いました。
そういう時って本当に世界がスローモーションになるんですよ。
映画の演出とかでよく見るアレは誇張じゃないです。
気づいた時には電車の運転手の目線。
踏切が両サイドにある。
線路の上に縦列駐車したと思ってください。
ちなみにケガとかは全く無かったです。
近くを通ったおじさんが車から降りて駆け寄ってきてくれて、とりあえず警察とJAFに連絡した方がいいとアドバイスしてくれました。
その線路は何年も使われていない(廃線になっているわけではない)ことを知っていたし、何かが壊れた様子も無かったので、まずはJAFに連絡しました。
もちろんJAFの人はその土地の線路事情などわからない。
かなり焦った口調で緊急停止ボタンを押すように言われました。
車が線路の上で立ち往生してると聞いたらそりゃ焦るよね。
緊急停止ボタンを押したことがある人はほとんどいないと思いますが、結構固くて押し込みづらいです。
もし押す機会があったら思いっきり押し込みましょう。
けたたましく警報が鳴り響きます。
ちょうどそのタイミングでパトカーが通りかかったので、後はそのまま警察に対応してもらいました。
警察は地元の人だったので、車が線路に乗った様子を見てもとくに焦ってはいなかったです。
しかし使われていないとはいえ線路は線路なので、JRの人に来てもらわなければいけないとのこと。
万が一踏切や線路が壊れていたら、その修理代が必要になるからと。
そして集結するJAFと警察とJR。
交通事故アベンジャーズ。
色々と相談し、とりあえず線路から車を引き揚げ、その後に破損箇所の調査をするということになりました。
幸いなことに線路は雪に埋もれていたので無事。
スリップ時に踏切や標識にもぶつからず綺麗に線路の真上に収まったので無事。
車も特に壊れておらず、自走で帰って大丈夫とのことでした。
JAFにも警察にもJRにも「奇跡だったね」と言われてその場は解散。
修理代も賠償金も病院代もかからず、完全なる0円で単独事故は終えました。
運が良いのか悪いのかよくわからない年始の事故。
それ以来雪道の運転がしっかりトラウマになり、常に20km/hくらいで運転しています。
雪道のスリップにはお気をつけください。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます