最近では音楽ライブでも撮影OKな場合が増えたように思う。

僕が藤井風のライブに参加した時も全編撮影OKだった。

ライブ中ずっとスマホを片手に撮影している人なんかもいたけど、その動画って後で見返すのかな？

記念に何枚か写真を撮るとかなら気持ちもわかりますが、動画って言うほど思い出にならないような気がする。

音質は悪いしアーティストも豆粒ぐらいにしか映らない。

それを見返して思い出に浸れる人は情緒の壁がかなり薄い。

海外のライブでは昔から撮影OKが当たり前で、観客の8割ぐらいがスマホを掲げているイメージがある。

にもかかわらず、ネット上で出回っているライブ映像はそれほど多くない。

ということは皆私用として撮影していることになる。

個人のＳＮＳとかにあげる用なのかもしれないけど、だとしてもせいぜい一、二曲撮影すれば十分だと思うけどなぁ。

恐らくだけど「とりあえず撮っとこう」という心理だけでライブの動画撮影は行われている。

そして見返されもせず、電子ゴミになっている。

なんなら撮ったことすら忘れられる。

本当に思い出深いものは動画になんて残さなくても勝手に覚えているもの。

その時の自分がスマホ片手に腕を振り上げていたら、思い出に残せたはずの時間も思い出にならないよね。

残してるつもりでも実は失ってるかもよ、という話。

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