第七話 自爆後
あ、やべ。なんかノリで凄そうなやつ使って、ダメージ受けたわ。うっわ、マジかよ。大悪魔神の使徒だからさぁ、こっちもダメージ受けて一回死んだわ。で、今リスポーン地点。
で?なんだっけ、〈神ノ真実〉だっけ?なんか面倒くさそうだしパスで。
ピロリン♪
【大悪魔神メール】
『エイカへ』
「特異クエスト〈神ノ真実〉は受けてくれ。それは…えっと、悪魔がたくさん出てくるぞ!」
『大悪魔神ヴァルキアより』
【特異クエスト〈神ノ真実〉を受注しますか?】
【了承】 【不可】
ええ…。まあ、ヴァルキア様からの依頼だし、受けるしかないか。え、悪魔も出るの⁉︎じゃあ決定!了承ポチッとな。
パララパッパラー!
『特異クエスト〈神ノ真実〉を受注してくれてありがとネ!クエストのヒントをあげよウ!【心其真実司者也】なんだネ!』
ええと、どちら様なんだネ?・・・って、話し方がヘンになったじゃん!もう。で?ヒントそのものが分かんないんだけど???
何この漢字の羅列は。意味不明。しかもこれ、漢文でしょ?ワタシ、中国人、チガウ。現実逃避してる場合じゃないね、うん。
えー、ココロ、ヨクワカンナイ、シンジツ、ツカサ、モノ、ワカンナイ。いやホントマジよくわかんない。特に最後の文字と囲碁の碁みたいな文字!お前誰だ!
ヴァルキア様にメール送るか。え〜と、文は、
『特異クエスト〈神ノ真実〉のヒントが【心其真実司者也】なんですけど、分かります?』
よし、送信!
プリン♪
【大悪魔神メール】
『エイカへ』
「なんじゃ、その文字は。妾は結構昔から生きておるが、一度も見たことがないぞ。知識の女王とも言われる妾が知らんとは・・・今度、叡智の大図書室で見てくる。100年くらい待っておれ」
『大悪魔神ヴァルキアより』
ありゃま、ヴァルキア様でも知らないか。って、効果音、プリンじゃん!普通ピロンでしょ!もー。しかも100年て・・・もう死んどるわ!私が。
まあ、地道にやっていきますか。
エイカは覚悟を決めた。ログアウトした時に漢文の教科書を見ようと。
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