Day1 night 9:58PM

 一


 2回目の巡回だ。


 結局あの後マネキンがどこに行ったかは不明だ。


 「なんだったんだよ、あれ...」


 怪現象の類なのか?


 もしこの三日間ああいった類のことが起き続けるんだとしたら大変だな。


 それに何が起きるのか分からないし...


 と思っていたのだが2回目の巡回では特に目立った怪現象は起きなかった


 二


 警備員は25分休憩、30分巡回という感じなので俺は警備室に置いてあった電子レンジで今日近くのコンビニで買ったドーナツを温めながら警備室の店内カメラを観いていた。


 「今の所あの件以外仕事は順調だし、これで3日後には351ドル集まってる訳だ」


 351ドル溜めたらこんな町出て行ってやる。


 チーンッ


 「おっ」


 監視カメラが観られるパソコンがある机の上にある電子レンジがドーナツが温まったことを俺に教えてくれる。


 「ほいほい、ドーナツタイムだ」


 俺はストロベリーチョコレートのかかったドー...


 「甘すぎる...」


 俺はドーナツを手放した。


 ガタンッ


 パソコンの中のカメラ映像から何か音がする。


 俺はカメラ映像を確認する。


 「クソッたれ、早速かよ」


 木材販売エリアのカメラ映像には幾つもの倒れた大きな直方体の板が三角形になっているのが映っていたのだ。


 三

 

 俺は木材販売エリアまで急ぐ。


 「休み時間は止めてくれよ!」


 俺はそう切実に願いながら走っていると木材販売エリアに着いた


 現場には目安3メートル程の何枚かの木の板が重なり合い三角形に倒れていた。


 「誰がこんなことしてるか知らねえが、これを元に戻す奴のことを考えてくれよ!」


 俺はどうやって戻そうか考えていると、店長が言っていたことを思い出す。


 もし何か分からないことがあったり、相談したいことがあったら警備室に置いてある僕の電話に繋がってる固定電話で電話を掛けてくれ、と。


 そうだった、ここに来る前に店長に電話するべきだった...


 俺は警備室に戻ろうと-


 ガシャン


 する俺の上に3メートルする商品棚が倒れてきた。


 


 


 


 


 

 


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