第47話

―――――



「おおい!?イチャつくなら外へ出てちょうだいな!」



その日私は実家に帰ってリビングで蓮見君とじゃれていた。



「香奈さん、兄妹で遊んでるんです。」



蓮見君はそう言って母を見る。



「それにしては仲が良い事で!かすみ、お兄ちゃんから離れなさい!」



「お、お母さんっ、腕痛いって!!もうふたりとも!」



蓮見君はアタシを母から奪還すると、



「ダメです。かすみは俺のモノですから。むやみに触れないでください。」



「なにが!!この子は私の娘なんだからね!?」



この二人は本気なのか冗談なのかイマイチよく分からない。


すると蓮見君のアタシを抱き締める腕に力が入る。



「はす……、」



彼の名前を呼ぼうとした時――――。






「お義母さん、かすみを俺にください。」






   微熱のゆくえ  END

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

微熱のゆくえ 【後篇・完】 うすい @adamu516

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ