第29話

設楽君の水漏れ騒ぎから結構経ったけど私はまだ“少女”のままだった。


私と蓮見君の都合が合わなかったんだけど。



「蓮見君、今日は泊まれるの?」



「うん、迷惑?」


蓮見君は鞄から出した本をベッドの上で読んでいた。



「そ、そんな事ないよ。久しぶりだね?」



私はベッドの端に座る。


すると蓮見君は私の方に身体を向ける。


「あ、今やらしい事考えた?」


「な、なんでよ!違うから!」


私は彼の横たわる身体を軽く叩いた。


するとその手を簡単に掴まれて私は体勢を崩してしまう。



「そう簡単に触らないで。」

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