第13話
「だって…新入生代表だったんでしょ?」
「なんで知ってるの。家族には秘密にしてたんだけど。」
蓮見君の“家族”という言葉に私の心は一瞬で複雑になる。
「誰に聞いたの?」
「…隣の設楽さん。」
「は?何、話してるの隣の奴と。」
蓮見君はまた不機嫌になる。
「さっき偶然会って…蓮見君と同じ大学って事が分かったの。だから新入生代表も彼が教えてくれたの。」
蓮見君はめんどくさそうに溜息をつく。
「なにそれ…気分悪い。」
そう、だよね。
自分の事を他のヒトから知らされるのは気分の良いものではない。
「ごめん、両親には言わないし、私ももう聞かない。」
「そうじゃないよ、」
蓮見君はタオルをテーブルに置くと私と視線を合わせた。
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