passion 2

第6話

「…蓮見君、誰か来た。」


私がそう言うと蓮見君は無言で離れる。


なんだか期待していた分、恥ずかしさが増してくる。



私はそのまま玄関に向かった。






「夜分にスミマセン。隣に越してきた設楽です。」



訪問者はお隣さんだった。


そのヒトは私と同じの年齢のように見えた。



「あ、若森です。宜しくお願いします。」


丁寧なヒトだな、男のヒトなのに。

私は隣人に挨拶さえしていないんだけど。


両親が、変に挨拶をして目を付けられたら大変だからとさせなかった。



「これ、つまらないものですが…」


設楽さんは私にお菓子の小箱を渡してくる。



「ありがとうございま…」



「かすみ、誰?」



突然後ろから蓮見君の声がした。

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